熊本市の中心部から車で15分。一年を通して水温19〜20℃に保たれる湧水の湖・江津湖(えづこ)は、熊本ランナーの聖地です。上江津湖と下江津湖を合わせた周囲は約10km、湖畔の遊歩道はほぼフラット。湧き水の清らかな流れと、緑濃い水辺の景色を眺めながら走れる、九州でも屈指の自然派ランニングコースです。

基本情報
| コース名 | 水前寺江津湖公園 周遊コース |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県熊本市中央区〜東区(水前寺江津湖公園) |
| 周囲距離 | 全体 約 10km(上江津湖 約4.4km/下江津湖 約5.6km) |
| 路面 | 遊歩道・アスファルト中心/ほぼフラット |
| 水温 | 年間を通して 19〜20℃(豊富な湧水のため) |
| 最寄駅 | 熊本市電 A系統「神水交差点」「市立体育館前」「動植物園入口」各停留場 |
| 最寄バス停 | 九州産交バス・熊本都市バス「江津一丁目」ほか |
| 駐車場 | 園内の各所に無料駐車場あり(上江津湖・下江津湖各エリア) |
| トイレ | 園内複数箇所 |
| 周辺施設 | 熊本市動植物園/熊本県立図書館/熊本市総合体育館/ボートコース(1,000m)/庄口公園 |
コースの雰囲気
江津湖は上江津湖と下江津湖の2つに分かれた湖で、それぞれ雰囲気が異なります。両方つないで走ると約10km、どちらかだけなら5〜6kmのコースが組めます。
上江津湖エリア(静かで走りやすい)
上江津湖は湧水ポイントが集中する静かなエリア。湖の中央には浮島があり、4つの橋で岸と結ばれています。遊歩道は木陰が多く、夏でも比較的涼しく走れます。湖水の透明度が高く、湖底の水草や小魚までくっきり見えるほど。熊本ならではの自然に癒されながらランができます。

下江津湖エリア(広くて開放感あり)
下江津湖は上江津湖より広く、熊本市動植物園に隣接する開放的なエリア。湖畔にはレガッタ用の1,000mボートコースが整備されており、水辺の景色を楽しみながら長い直線を走れます。夕方は夕陽が湖面に映り込む絶景ポイントとしても人気。


おすすめの時間帯と季節
- 早朝(5:30〜7:30):湖面に霧がかかる幻想的な時間帯。鳥の声を聞きながら走れる
- 夕方(17:00〜18:30):夕陽が湖面に映る絶景。下江津湖側がおすすめ
- 春(3〜4月):桜の開花に合わせて湖畔が華やかに
- 夏(6〜9月):湧水エリアは周囲より涼しく、熱中症リスクが低め
- 冬(12〜2月):湖面が冷えず湯気が立つ「けあらし」が見られることも
野鳥・自然観察スポットとしても一級
江津湖では80種以上の野鳥が確認されており、カワセミやサギ、冬には渡り鳥のカモ類が見られます。また、世界的にも希少な水生植物「スイゼンジノリ」の自生地としても有名。ランニング中に豊かな自然に触れられるのは大きな魅力です。
周辺施設・立ち寄りスポット
- 熊本市動植物園:下江津湖に隣接。家族連れで訪れた際のついでランに最適
- 熊本県立図書館:上江津湖のすぐ北。トイレ・休憩に使える
- 熊本市総合体育館:コース沿い。シャワー等ランナー用設備あり(要事前確認)
- 加勢川サイクリングロード:江津湖から加勢川沿いに走ればさらに距離を伸ばせる
- コンビニ:国道57号沿い・健軍方面に複数あり
はっしーのコメント
江津湖はロング走と夏季練習で真価を発揮するコースです。サブ3狙いのランナーなら、例えば:
- ロング走 30km:上下の江津湖を3周(約10km×3)。湧水エリアの涼しさで夏場でも走り切れる
- ペース走 20km:下江津湖のボートコース側は直線が長く、信号なしでリズムを作りやすい
- 夏季の朝ラン:湧水由来で湖畔の気温が周囲より2〜3℃低い。真夏の熱中症対策として活用
- クールダウン:走り終わりに湧水に手足を浸して冷却できる(湖水は年間19〜20℃)
大濠公園が「ラップを刻む練習向き」なら、江津湖は「自然の中で気持ちよく距離を踏む練習向き」。2月に開催される熊本城マラソンの前哨戦として、地元ランナーはここで仕上げる人も多いそうです。熊本に足を運ぶ機会があれば、ぜひ朝ランで訪れてみてください。
※本記事の写真は Wikimedia Commons より CC BY-SA ライセンスに基づき使用。浮世絵は作者没後70年以上経過のためパブリックドメインです。各画像の出典・作者はキャプションを参照してください。



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